2012年7月10日火曜日

電子申請で納税証明書取得

前に住んでいた場所の納税証明書が必要になり、自治体のホームページを見ていたら定額小為替やら、返信用封筒やら面倒極まりないです。こんな事なら引越す前に取得しておくべきでした。

仕方なしに手続きを読んでいたら最後の方に電子申請でも可能との表記がありました。これは意外なところで ICカードを試せるかもしれません。
外部リンクを開くと『東京共同 電子申請・届出サービス』というサイトが開きました。東京都の各市区町村と警視庁が共同で運営している様です。何故か千代田区と国立市は対象外でした。

まずは利用者 ID の取得です。『利用者 ID 取得・変更』をクリックすると、取得、変更、削除、パスワード変更、パスワード忘れ、の項目が表示されました。使わなくなった時に ID の削除が行えるのは安心です。

『利用者 ID を取得する』をクリック、規約に同意します。2年間ログインが無い場合は自動で削除される様です。システムは NEC が開発してるんですね。

基本情報(必須項目)を入力します。
仮登録が完了すると『利用者ID/パスワード設定』画面の URL がメールで送られてきます。パスワードを入力して個別情報の設定が完了です。
いざ申請開始です。いよいよ IC カードを試す画面が開きました。Java で書いてるんですね。
危険と表示されても、やるしかないので『はい』をクリック。※実行は『いいえ』でした。
エラーになってしまいました。
事前準備のページを見ると、セキュリティレベルやら信頼済みサイトの追加など、しておかないといけなかった様です。JRE のバージョンも JRE 6 update 33 より低かったです。Java を更新したら 7 になりました。

ダイアログのデザインが変わりました。
また同じ警告が表示され
詳細情報をクリックしたら、実行するには『いいえ』をクリックするんですね。
しかし、またエラーになってしまいました。事前準備の電子署名を良く読むと『署名ライブラリ』なるものをインストールしないとダメでした。インストールして再チャレンジです。

来ました。
暗証番号を入れます。
何やら動作していますが、5分待っても進まないので閉じました。

公的個人認証サービスの JPKI 利用者クライアントソフトで IC カードが読める環境か動作確認したら...パスワードを間違えてました。しかし、再度正しいパスワードでチャレンジするもダメでした。

事前準備のページ『うまく署名ができない場合』の『署名アプレットが正常に動作しない場合』を読むと、全く同じ症状が解説されていました。4ファイルとも存在しません。JRE のバージョンが新し過ぎるのが原因と思われます。

署名ライブラリからアンインストール、次に JRE 7 をアンインストール Java SE 6 Update 33 をインストール、署名ライブラリをインストールの順番で再インストールを行いました。

今度は警告ダイアログは一切表示されず...遂に認識しました。
手数料を Pay-easy(ペイジー)で納めて無事完了です。

JRE のバージョンが肝ですね。Java アップデートで更新すると JRE 7 が入ってしまい、署名ライブラリが正しくインストールされない。過去に JRE をインストールして設定変更してない場合は、定期的なアップデートが自動で行われるので知らない間に JRE 7 になっている。

環境準備が、ここまで煩雑だと JPKI 利用者クライアントソフトの様に、専用アプリを用意してもらった方がありがたいですね。私がへっぽこ、というのもありますが、これからチャレンジされる方は事前準備のページを良く読んでから実践した方が良いでしょう。

■参考リンク
東京共同 電子申請・届出サービス
公的個人認証サービス

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